【おじさんパーカー論争】Xでムキになって怒り狂う40代50代男性の「イタさ」を真剣に考える

ライププランABC編集部

「パーカー着てるおじさんおかしい」みたいなワードがネット上で話題になっていますね。

2024年12月、作家の妹尾ユウカ氏(27)がYouTubeチャンネル「新R25」で「40歳近くになってパーカーを着てるおじさんはおかしい」と発言したことがあります。このコメントがSNSで拡散され、多くの議論を引き起こしました。

この発言に対し、実業家の堀江貴文氏は「おじさんがパーカー着るなとか、若い子と交流するなとか言うのはエイジハラスメントじゃないですかね!!」と反論し、西村博之氏(ひろゆき)も「こういうタイプの人に寄って来て欲しくないので、パーカーを着る事で両者に幸せが訪れると思うおいらです」とコメントしています。

一方で、妹尾氏は自身の発言について、「TPOの話で言っただけ」と説明し、特定の場面での服装選びに関する意見であったと弁明しています。しかし、この発言は「おじさんたたき」や年齢に基づく偏見として受け取られ、さらなる論争を招いています。

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妹尾氏、ホリエモン氏、ひろゆき氏、各位の意見はそれぞれ理解できます。

ただ、正直「何を着たっていいじゃないか」と思ってしまいます。

妹尾氏としてもTPOをわきまえろという話で弁明していたのですね。こういった些末な後付けもありますが、注目したいのはそこではありません。

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「パーカー着てるおじさんおかしい」Xにいる40代50代男性がムキになって怒る理由

ここで注目したいのは、SNSプラットフォーム「X」(旧Twitter)や「Youtube」上で、40代50代の男性(と思われるアカウント)の「パーカー着てるおじさん」に関する揶揄に対してムキになり、怒りを露わにする以下のような「イタい」ポストやコメントが散見される事です。

「パーカーおじさん」って言うのが許されるんなら「若作りおばさん」って言っても許されるよね?

若い人は「何着てもいいでしょ!個人の自由。個性です。」って物凄く強調して言いますよね。 それなのに、オジさんがパーカー着る事は許せないんだね。

あなたもおばさんになるんですよ

本記事では、この現象の背景と、なぜこうした反応が「イタい」と感じられるのかを真剣に考察していこうと思います。

まず、怒り狂う40代50代男性たちの心理を理解するためには、社会的背景や個人のアイデンティティに目を向ける必要があります。

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尊厳と社会的役割の喪失感

結論から言ってしまうと、前項のようなコメント群が「イタい」と感じられる理由は自己に自信がない事から来る余裕の無さが垣間見えるからだと言えます。

年齢を重ねる中で、社会的役割や尊厳が揺らぐ経験をする人も多いです。(エイジハラスメントのような事を直接的、または間接的にされる等。)
そのため、ファッションのような軽い話題でも「自分が否定されている」と感じる場合があります。

ファッションは自己表現の一部であり、「パーカー着てるおじさんおかしい」という揶揄は、彼らにとって自身の存在価値やライフスタイルへの否定と映る可能性があります。

ジェネレーションギャップへの苛立ち

若年層と中年層の文化的価値観の違いが、この衝突の根底にあるように見えますね。
一部の中年男性は、SNS上での軽いジョークを「攻撃」と受け取り、過剰反応してしまうケースが少なくありません。

なぜ「イタい」と感じられるのか?

匿名かつパブリックな場であるSNSで余裕の無さが露呈される

このムキになった反応が「イタい」と評される理由は、表題の点に集約されます。

X(旧Twitter)は匿名で活動することもできるSNSですがそれはあくまでもパブリックな空間であり、誰でも閲覧可能です。

匿名アカウントであることを理由に感情に任せてポストするアカウントが多く発生し、それに伴いそのポストを見たアカウントもまた迎合したり拡散したりします。

またそのような論調に感情を揺さぶられている様は、冷静な対応を欠き、感情的になっているように見えます。
そう言った姿が、他者から「余裕がない」と見なされてしまいます。

「パーカー着てるおじさんおかしい」発言に対して長文の反論投稿やストローマン論法的主張(『お前もオバサンだろ』等)を行うことは、議論を悪化させる一因となります。
結果として「大人げない」「イタい」と判断されがちです。

「パーカー着てるおじさんおかしい」発言をした妹尾氏を叩いたり揶揄したりするコメントも散見されるんだけど、それもまた余裕の無さが感じられますね。

解決策と新たな視点

では、このような状況を回避し、建設的な対話を行うためにはどうすれば良いのでしょうか?

ユーモアで返す

自身が揶揄の対象となった場合、ユーモアで切り返すことで、冷静さと余裕を示すことができます。
「実はこのパーカー、高校生の頃から愛用してるんだよね!」といった一言で場を和ませるのも効果的です。

気にしない、反応しすぎない

批判やジョークに対して無理に反論しないことも一つの選択肢です。
「無視する」ことで自尊心を保つことができる場合もあります。

ファッションや趣味、ライフスタイルを磨くことで、SNSでの評価に依存しない自己肯定感を高めることが可能です。

これはあくまでも個人的見解ですが、自分に自信がない、余裕のない人ほどこういった論調に翻弄されたり感情を揺さぶられたりしているように見えます。

結論「どうも~、パーカーおじさんで~す!」と自然体で言ってしまえるおじさんがかっこいい

「おじさんパーカー論争」は、単なるファッション論争以上に、世代間の価値観や自己表現のあり方に関する深いテーマを孕んでいるようにも見えます。

40代50代男性がムキになる姿は一部では「イタい」と捉えられるかもしれませんが、その背景には自己肯定感の低さから、自己の存在価値や尊厳を守りたいという強い思いがあるのかもしれません。

互いの価値観を尊重し、ユーモアや寛容さを持って議論を楽しむ姿勢が、真の解決への鍵となるでしょう。

パーカーをスッキリ着こなして「どうも~、パーカーおじさんで~す!」と自然体であっけらかんと言ってしまえる中年男性は素敵だと思いますよ!