ホリエモンこと堀江貴文氏は、宇宙事業に情熱を注いでいることで知られています。その象徴とも言えるのが、ロケット開発会社を設立したことです。
ホリエモンがこの会社を設立した背景や目的、具体的にはいくら出資したのかなど、詳細に理解している方は少ないかもしれません。
この記事では、ホリエモンとロケット会社の関係について解説していきます。
堀江氏が宇宙事業に携わる理由は何なのか、この記事を読み進めることで明らかになるでしょう。
ホリエモンが立ち上げたロケット会社は何て会社?
実業家の堀江貴文氏、通称ホリエモンが立ち上げたロケット会社は「インターステラテクノロジズ株式会社(IST)」です。本社は、2013年に北海道帯広郡大樹町に設立されており、小型ロケットの開発・打ち上げを行っています。
会社概要
インターステラテクノロジズ(IST)は「誰もが宇宙に手が届く未来をつくる」をビジョンに掲げ、低価格で高頻度な宇宙輸送サービスの実現を目指している企業です。
小型ロケット「MOMO」シリーズの開発・打ち上げを中心に事業を展開しており、2019年に日本の民間企業としては初となる宇宙空間への到達に成功し、その技術力を証明しました。
ホリエモンとの関係
インターステラテクノロジズ(IST)は、2013年に堀江貴文氏がファウンダーとして創業しました。
ライブドア時代以前から宇宙開発への関心を示しており、ISTの前身となるプロジェクトにも関与していました。
IST設立後も、資金面だけでなく広報活動や事業戦略の策定など、多方面から会社を支援しています。堀江氏は、自身のSNSやメディアを通じて、ISTの活動や宇宙開発の重要性を積極的に発信しており、一般の人々への認知度向上に大きく貢献しています。また、ISTの事業戦略説明会などにも登壇し、宇宙ビジネスの可能性や将来展望について語りました。
堀江氏にとってISTは「自身の夢を託したプロジェクト」だと言えるでしょう。
ホリエモンはいくら出資した?
堀江貴文氏がインターステラテクノロジズ(IST)にいくら出資したかについては、公式に発表されていません。ただし、堀江氏がISTのファウンダーであること、設立当初から深く関与していることなどから、数億規模の出資を行っていることは推測できます。
ISTは、1口1万円から出資できるクラウドファンディングを活用した資金調達を積極的に行っており、一般の人が宇宙開発に参加できる機会を提供しています。
このように堀江氏は、自身の資金だけでなく、さまざまな形でISTを支援していることから、金額以上に大きな貢献をしていると言えるでしょう。
加えて「100億あったら全張り」と過去に発言したことから、宇宙ビジネスへの強い意欲が伺えます。
ホリエモンが宇宙を目指す理由とは?
堀江貴文氏が宇宙事業に注力する理由は、多岐にわたります。
まず、堀江氏は宇宙の民営化を推進し、宇宙をより身近な存在にすることを目指しています。民間企業が積極的にロケットを打ち上げることで、宇宙開発が一般に浸透し、人々の生活に密接に関わると考えています。
また、堀江氏は日本の地理的条件に着目しています。日本は東も南も太平洋に面しているため、ロケットの打ち上げに適した環境が整っています。世界中を見ても日本ほど適した環境は無いとのことです。この強みを活かして宇宙ビジネスに参入することで、「日本は宇宙産業なら世界に勝てる」と堀江氏は考えています。
さらに、堀江氏は宇宙産業の発展が新たなビジネスチャンスを生み出すと考えています。堀江氏は、宇宙ビジネスがインターネット黎明期のような可能性を秘めており、今後100兆円規模の市場に成長すると予測しています。このような巨大な市場に参入することで、新しい産業や雇用を生み出せる可能性があると述べています。
[雑学]初めて日本でロケットを作ったのは誰?
日本で初めてロケットを開発したのは、東京大学生産技術研究所の糸川英夫です。1955年、糸川英夫は全長約23cm、直径約1.8cmの小型ロケット「ペンシルロケット」を開発しました。
このロケットは、東京都国分寺市で水平発射実験が行われ、日本の宇宙開発の第一歩となりました。
当時の日本には、ロケットの追跡技術が未発達であったため、ペンシルロケットの実験は水平発射で行われました。この実験は、将来のロケット開発に向けた基礎的なデータ収集を目的としており、その後の日本のロケット技術の発展に大きく寄与しました。
ペンシルロケットの成功を受けて、糸川英夫とそのチームは、より大型のロケットの開発に着手しました。その結果、1970年には「L-4S」ロケットによって、日本初の人工衛星「おおすみ」の打ち上げに成功しました。これらの成果は、日本の宇宙開発の礎を築き、現在の宇宙航空研究開発機構(JAXA)による先進的な宇宙探査ミッションへとつながっています。
まとめ
今回は、ホリエモンとロケット会社の関係について解説してきました。
堀江貴文、通称ホリエモンが立ち上げた「インターステラテクノロジズ株式会社(IST)」は、2013年に北海道大樹町に位置しており、小型ロケットの開発を通じて、宇宙をより身近にすることを目指しています。
ISTは、2019年に日本の民間企業として初めて宇宙空間到達に成功し、その技術力を証明しました。堀江氏はファウンダーとして設立に深く関与し、資金や広報活動などを通じて支援を続けています。
堀江氏が宇宙事業に注力する理由は、宇宙の民営化を進め、ビジネスとして成長させる可能性を見出したからです。また、日本の地理的条件を活かすことで「日本は宇宙産業で世界に勝てる」と考えています。そして、宇宙産業が100兆円規模の市場へ成長することを見据えています。
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