物価高にもかかわらず、給与アップも望めない昨今、副業として不動産を所有しているサラリーマン不動産オーナーは世の中にチラホラいるようです。
ただ、そんな中でも賃貸管理会社の対応に不満があるオーナーは想像以上に多いようです。
空室がなかなか埋まらない、レスポンスが遅い、クレームに対する報告を失念する…などなど。
こんなことが連続であると不安になりますよね。
不動産投資とは言え、これは立派なビジネスです。ビジネスには信頼関係がある事が大前提なので、その点はしっかり土台を築いていきましょう。
今回は、不動産管理会社に不満があるときの対処法を紹介します。
賃貸物件を所有していると、管理会社の対応に不満を感じることがあります。
例えば、空室が長期間埋まらない、クレーム対応が遅い、家賃の振り込みが遅れるなどの問題です。
これらの問題に対処するための方法を以下にまとめました。
問題点を明確にする
まずは、現在の管理会社に対してどのような不満があるのかを明確にしましょう。「なんか不満！」と漠然としていては伝わりません。
具体的には以下のような点が挙げられます。
- 空室が長期間埋まらない（募集活動が弱い）
- クレーム対応が遅い、報告が雑
- 家賃の振り込みが遅い
これらの問題点を整理することで、次のステップに進みやすくなります。
管理会社に改善を要望する
問題点が明確になったら、管理会社に対して改善を要望しましょう。
電話などの口頭だけではなく、書面やメールでも伝えることで、証拠を残すことができます。
改善を要望する際には、以下の点を含めると効果的です。
- 問題が発生した時期と具体的な内容
- 今後どのように対応してほしいか
冷静かつ具体的に伝えることが重要です。
3. 契約内容を確認する
管理会社に改善を要望しても状況が改善されない場合は、契約内容を確認しましょう。
契約書には、解約や契約解除の条件、管理委託内容、契約期間などが記載されています。
これらを確認することで、次の対応策を検討する際の参考になります。
4. 他の管理会社に相談する（セカンドオピニオン）
現在の管理会社に不満がある場合、他の管理会社に相談してみるのも一つの方法です。
他社に相談することで、現在の管理会社との比較ができ、より良いサービスを提供してくれる管理会社を見つけることができます。
5. 管理会社の変更を検討する
他の管理会社に相談した結果、より良いサービスを提供してくれる会社が見つかった場合は、管理会社の変更を検討しましょう。変更する際には、以下の手順を踏むとスムーズです。
- 現在の管理会社との契約内容を確認する（解約の数カ月前までに解約通知を送付する等の解約条項）
- 新しい管理会社と契約を結ぶ（契約書の内容をしっかりチェック）
- 現在の管理会社に解約通知を出す
- 入居者に管理会社変更の通知をする（新しい管理会社が代行してくれることもあります）
管理会社の変更は手間がかかるかもしれませんが、長期的に見て物件の運営がスムーズになる可能性があります。
現在の管理会社に不満がある場合は、まず問題点を明確にし、改善を要望することから始めましょう。それでも改善が見られない場合は、他の管理会社に相談し、必要に応じて管理会社の変更を検討することが重要です。物件の運営を円滑に進めるためにも、信頼できる管理会社とのパートナーシップを築くことが大切です。