家族が集まる年末年始はエンディングノートを作る絶好のチャンス

ライププランABC編集部

年末年始は、普段なかなか会えない家族が一堂に集まる特別な時間です。親戚や家族全員がそろうこのタイミングを活用して、「エンディングノート」を作成する話し合いをしてみてはいかがでしょうか。この記事では、エンディングノートが家族にとってなぜ重要なのか、その意義や進め方をお伝えします。

エンディングノートとは?

エンディングノートは、人生の終末期に備えて自分の意思や希望を記録するものです。医療や介護の希望、財産の整理、葬儀の方法などを明確に記すことで、家族が困らないようにする目的があります。

ただし、法的拘束力のある遺言書とは異なり、あくまで自分の考えや思いを記録するためのノートです。それでも、家族にとっては大きな指針となり、本人が亡くなった後のトラブル防止やスムーズな対応につながります。

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なぜエンディングノートを作るのに年末年始が最適なのか?

家族全員がそろいやすい

年末年始は、普段遠方に住んでいる家族も帰省し、自然とコミュニケーションが増える時期です。普段は忙しくて話題にしにくい重要な話題も、この機会を使えば比較的スムーズに切り出せます。

リラックスした雰囲気

お正月の穏やかな空気感は、普段の生活では生まれにくい安心感を作り出します。心が落ち着いているときこそ、家族で深刻なテーマについても冷静に話し合うことができます。

新年のスタートにふさわしい

新年は新しい目標を立てたり、これからの生活を考えたりするタイミングです。エンディングノートを作ることで、人生を見つめ直し、家族全員が前向きな気持ちで新しい年を迎えるきっかけになります。

高齢の両親を持つ40代–60代が知っておくべきこと

エンディングノートの作成は、高齢の両親にとっても家族にとっても重要な意味を持ちます。しかし、この話題を切り出すのはデリケートで、少なからず抵抗を感じる人もいるでしょう。そのため、以下のポイントを押さえることが大切です。

親の負担を軽減する目的を伝える

「万が一のときに私たちが困らないように、元気なうちに教えてほしい」といった形で、両親の負担を軽くする目的を伝えます。ネガティブな印象を与えないように心がけましょう。

明るい雰囲気で話し合う

深刻なトーンではなく、できるだけリラックスした状態で会話を進めます。お茶を飲みながら、昔の思い出話を交えて軽い気持ちで始めると、話しやすい雰囲気が生まれます。

具体的な質問からスタートする

例えば、「お父さんはどんなお葬式がいいと思ってる?」や「もし入院したらどんな治療を希望する?」といった具体的な質問を投げかけることで、話しやすくなります。

家族会議で話し合いたいテーマ例

エンディングノートを作成する際に話し合うテーマとして、以下のような項目が挙げられます:

  • どのような医療や介護を望んでいるか
  • 現在の資産や収入・支出の状況
  • 将来挑戦したいことや叶えたい夢
  • 遺産分配についての考え方
  • 終末期に大切にしたい価値観や希望
  • 墓地や供養方法に関する希望

エンディングノートを始める3つのステップ

テンプレートを用意する

こちらの記事の記事末で紹介しているようなエンディングノート「未来へのメモ帳」などを活用すると、何を記載すればいいのかが明確になります。

書きやすい項目から始める

いきなりすべてを埋める必要はありません。簡単なプロフィールや趣味、好きな食べ物など、軽い内容からスタートして徐々に進めましょう。

家族全員で共有する

記入内容を家族で共有することで、全員が同じ情報を持ち、理解を深めることができます。また、共有の過程で新たな質問やアイデアが生まれることもあります。

エンディングノートを作ることで得られるメリット

家族の安心感が増す

両親の意思や希望を知ることで、家族全員が同じ方向性を持って行動できるようになります。

親子間のコミュニケーションが深まる

普段は話しにくいテーマでも、エンディングノートを通じて自然と会話が生まれます。これにより、親子関係がより良好になります。

トラブルを未然に防ぐ

財産分与や葬儀の準備など、後々のトラブルを未然に防ぐことができます。特に遺産相続に関する問題は、事前に話し合うことでスムーズに進められます。

エンディングノートを無料プレゼント中!

年末年始は、家族が集まり、人生について改めて考える絶好のタイミングです。

エンディングノートの作成は、家族全員にとって価値ある活動となります。
この機会を活かし、大切な家族と一緒に未来について語り合いませんか?

「今」を大切にしながら、「これから」を見据える一歩を、ぜひこの年末年始から始めてみましょう。

さらに、この記事を読んでいただいた皆さまには特別に、印刷すればお薬手帳に挟めるくらいの小さなサイズで持ち歩ける
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